一人暮らしをするのに、一番心配なのは仕送りや給料でやっていけるかということですね。
家賃や光熱費、交通通信費などの固定費は動かせませんから、上手に節約できそうなのはやはり食費代でしょう。
食費代はやり方によってはかなり節約することはできますが、あまり倹約しすぎて栄養失調になったら大変です。
一人暮らしの食費代としては月額25000円でやっていけるのか、またいくらぐらいが適正な費用なのか知りたいところですね。
今回は一人暮らしの適正な食費代について考えてみましょう。
一人暮らしの食費を月額25000円で賄える?
一般的な一人暮らしの人の一日の食費代をシュミレーションしてみましょう。
朝食
食パン6枚切り1枚 20円
牛乳コップ1杯 25円
ハムエッグ 30円
トマトとレタスのサラダ 50円
小計 125円
昼食
コンビニ弁当(税込み)495円
小計 495円
夕食
ご飯 50円
豆腐とワカメの味噌汁 50円
牛丼の具材 170円
ほうれん草おひたし 50円
小計320円
以上を合計すると940円となります。
このような毎日を送ると1か月で約28200円かかるわけです。
すでに予算の25000円を超えてしまいます。
時にはお友だちとランチとか、コーヒーを飲むこともあるでしょうし、夏場には飲み物代も必要です。スポーツなどをしている男性ならもっとたくさん食べなくてはなりませんから、予算内に収めるのはかなり難しいと言えます。
一人暮らしの適正な食費はどのくらい?
2020年の政府の統計によると一人暮らしの人の平均の食費は男性が、約44000円女性が、約36000円で平均すると約40000円です。
主婦向け雑誌などで食費の節約と題して「4人暮らしで1か月の食費が30000円です。」といった記事が載ることがありますね。
でも現実には、お米や野菜は農家の実家からもらえるとか、家庭菜園をやっているとか恵まれた環境にある人が多いです。
また4人で30000円なら単純計算で1人なら8000円ぐらいで済むと考えるのは無理があります。大勢で食事をする方が1人分の食費は安くなるからです。
自炊して1か月10000円の食費で済ませていますという人もいますが、中には毎日のようにカップラーメンを食べたという例もあって健康的な食生活とはいえません。
先のシュミレーションのように栄養バランスの良い健康的な食生活を目指すならば、1日当たり1000円、月額30000円が適当です。
もちろんいただき物があった、誰かにご馳走になったので安くすむ月があってもいいですが、最初から20000円以内というような無理な計画を立てるのは賛成できません。
友人の社会人青年は一人暮らしを始めたころ次のように言っていました。「食費は外食を含めて、1日1000円を目標にしています。」やはりこのあたりが適正な食費代と言えそうです。
1日で1000円、月額30000円の予算でも外食ばかりすればたちまち予算オーバーになります。できる限りスーパーなどで安くて栄養のある食材を買い求めて自炊しましょう。
さらに可能ならお弁当やお茶も持参するなら食事内容も健康的でより安く済ませることができますね。
実例
知り合いの青年は大学生の時、ご両親に「家賃込みで5万円の仕送りをするから自炊しなさい。」と言われました。彼は両親の希望にそって赤字を出さないように相当努力をしました。
でも夏休みに帰省した時にはご両親がびっくりするほど痩せてしまいました。その後は多少仕送りを増やしてもらったようですが、無理な節約は避けたいですね。
まとめ
一人暮らしの食費代は月額25000円ではやや足りないです。
健康維持のために無理な食費の節約はお勧めできません。
無理のない食費代としては1日1000円、月額30000円ぐらいが適正です。
30000円の予算内で生活するにしても自炊する必要がありますが、良い食材を安く買って栄養満点の食事をし、健康的な生活を送りたいものですね。