ある男子学生が友達のアパートに泊まりに行きました。
「アイロン貸してくれる?」と聞きましたが、友人氏は「そんなものはもっていないよ。」と答えたそうです。
「えー、アイロンがないの?」と驚いた大学生と、「男子学生なんて、アイロンは持たないものでしょ。」と思った友人氏とどちらが一般的なのでしょうか。
そこでちょっと気になるこの「一人暮らしにどうしてもアイロンは必要か」
という問いにお答えし、アイロンがない人はどんなもので代用しているのか解説致しましょう。
一人暮らしでアイロンはどうしても必要?
一人暮らしの男性がアイロンを持っている割合は50%ぐらいです。
女性の場合はそれよりも多少多くなります。
大まかにいえば、半分ぐらいの人はアイロンなしの生活をしているわけです。
ですから、「男子学生はアイロンを持たないものだ。」と決めつけるのはちょっと早まった考えですね。
でも大学生の場合はワイシャツやスーツを着ることはあまりないので、アイロンを持たない割合はもっと高くなることは想像できます。
ある男子大学生のお母さんは、「息子は慌て者だからアイロンなんか持たせたら火事を起こすかもしれないと思って、あえて買ってやらなかった。」と言っていました。
つまりアイロンはなくても生活できないわけではないということです。
アイロンなしの生活は?
アイロンかけは面倒だし、先のお母さんの心配するように火事にでもなったら大変だからと、アイロンを買わずに済ますことはできます。
でもやっぱりワイシャツやズボンがしわくちゃなのは嫌ですよね。
そこでアイロンの代わりになるものをご紹介しましょう。
- 鍋、フライパン、ヤカンの底を温めて使う
鍋やフライパンの底を火で温めて、シャツのしわに当てれば、ある程度しわを伸ばせます。ヤカンならお湯を入れて重みが出るので、さらにきれいにしわを伸ばせます。
私の友人の女子学生も「必要ならフライパンを使うからアイロンはいらないのよ。」と言っていました。なるほど、彼女がしわくちゃなスカートをはいているのを見たことはありませんでした。
- ヘアアイロンを使う
髪を整えるのに使うヘヤアイロンはかなりの熱さになるので袖口や襟などの部分的なしわ伸ばしに使えます。でもシャツ全体のしわ取りには向きません。
- しわ取りスプレー
熱を加えるわけではありませんが、布にさっとスプレーすればかなりのしわを伸ばせます。ただし乾くまでに少々時間がかかるのが難点です。
- お風呂にお湯を張ったところにシャツやズボンをハンガーにかけて吊るしておく
即効性はありませんが、一晩吊るしておくとお風呂の蒸気でふっくらと伸びてきれいになります。
- 形状記憶のシャツを着る
形状記憶シャツならアイロンをかけなくても洗うだけでシャキッとなります。特に新しいシャツは元に戻りやすいので、大事なイベントの時は新品かそれに近いシャツを着るのがお勧めです。
- クリーニングに出す
お金はかかりますが、クリーニングに出せばしっかり形を整えて、アイロンもぴっちりかけてくれます。
知り合いのクリーニング屋さんの話だと、季節の終わりにクリーニングに出して汚れを落とし、着るときにもう一度クリーニングに出して、しまっておいた間についたしわを伸ばしてもらいに来る人がいるそうです。
スーツを着るのは年に数回という人なら、クリーニングを利用するのも一手ですね。
裏技ですが、ワイシャツは1回おきにクリーニングに出すという手もあります。
クリーニング屋さんでかなりのりを効かせて仕上げてもらったワイシャツは、自宅で一回ぐらい洗っても形が崩れません。
ですから1回おきにクリーニングに出して着るならばクリーニング代は半分で済みます。
主婦の方でもアイロンかけが苦手なので、できるだけノーアイロンの服を着て、どうしても必要ならクリーニング屋さんに出すと決めている人がいます。
それぞれのライフスタイルには違いがありますから、自分に合った方法で衣類の管理をするのがよさそうですね。
まとめ
一人暮らしでアイロンはなくても生活はできます。
できるだけアイロンかけが必要のない形状記憶などの服を着るようにする。
鍋やヤカンの底を温めてアイロン代わりに使う。
お風呂場に掛けておく、クリーニングに出すなどの方法があります。
アイロンなしでもしわのない服を着て快適に暮らしたいものですね。