賃貸物件を借りる際には入居のための審査を受けますよね。
この審査は、大家さんが「この人に物件を貸しても大丈夫か」を判断するために行われます。
大家さんとしても、家賃滞納や近隣住民とのトラブルなどを起こす可能性がある人には、物件を貸したくないと思うのは当然ですよね。
賃貸審査では人柄や生活スタイル、連帯保証人についてなどもチェックされますが、最も重要なことは、家賃をきちんと払ってもらえるかどうかということ。
賃貸審査を通して、申し込みした人の支払い能力が判断されます。
そこで疑問が出てくるのが貯金残高についてではないでしょうか。
どのくらいの貯金があれば審査に通るの?と心配になりますよね。
結論から言うと、賃貸審査で貯金残高を提示する必要は基本的にはありません!
ただし例外として、賃貸物件の申し込み時に無職の場合は、貯金残高の提示を求められることもあります。
今回は賃貸審査の際の貯金残高の必要性について詳しく解説します!
賃貸審査で貯金残高を提示する必要はない!
先にお話したように、賃貸審査のときに貯金残高を提示するよう求められることはほとんどありません。
ただし、これは定職に就いている場合です。
その理由は、定職に就いている=安定した収入を得ているということになり、家賃を滞納することなく支払えると判断されるからです。
大家さんが物件を貸す上でもっとも重要視する点は、「この人は継続して家賃を払っていけるかどうか」なので、貯金の有無よりも現在の収入がどれくらいか、毎月安定した収入があるかといったことのほうが大事です。
そのため、貯金がいくらあろうがなかろうが審査には影響しないのです。
私も今まで賃貸物件を借りるときに、貯金残高の提示を求められたことはありません。
→【賃貸 入居審査 落ちる理由】について書いた新しい記事へのリンク
貯金残高というのはとても重要な個人情報ですし、必要以上に他人に知られたくないものですよね。
もし貯金残高の提示を求められたら「審査に通らないと困るから…」と思って言われるがままにせず、きちんと理由を説明してもらってから納得した上で提示することをおすすめします!
無職の場合は預貯金審査を受けることも
無職の人が賃貸物件を申し込む場合は例外で、賃貸審査の際に貯金残高の提示を求められる場合が多いです。
現在の収入がないため、貯金額で家賃の支払い能力を判断する必要があるからです。
そのための審査を「預貯金審査」といいます。
通帳のコピーや銀行で発行してもらえる残高証明書などを提出します。
その場合どのくらいの貯金が必要かというと、家賃10か月分~2年分くらいあれば審査に通る可能性があるということでした。
10か月分と2年分じゃ全然額がちがうけど…と思いますよね。
審査の基準は特に定められているわけではなく、実際のところ大家さんや不動産会社によるためかなり幅があるようです。
もし、現在は無職でもすでに就職先に内定が決まっているといった場合は、そのことを証明できるものを提示するといいと思います。
→【賃貸審査 何日】について書いた新しい記事へのリンク
まとめ
今回は賃貸審査のときにどれくらいの貯金残高が必要かについてお話しました。
定職に就いている場合は貯金の有無は関係ないので安心してくださいね。
無職の場合は審査に通りづらいのは事実ですが、絶対に賃貸物件を借りられないわけではありません。
貯金があればあるほど審査に通りやすくなりますので、この場合は貯金額が重要になってきますね。
審査に合格するには支払い能力の有無が最も重要ではありますが、その他にもその人の人柄や生活スタイル、連帯保証人の収入が安定しているかなどもチェックされます。
審査に合格できるか不安なときは、大家さんに「この人になら物件を貸しても大丈夫」と思われるように誠実な態度で、できる限りの準備をして臨んでくださいね。