急に引っ越しをすることになったら、どうしますか?
まず不動産屋さんでいい物件を探し、すぐにでも契約して引っ越し屋さんを頼む。
そうすれば、来週にも引っ越しができる!
ところが賃貸の入居審査というものがあるのです。
すぐに審査が通ることもありますが、2週間ぐらいかかることもあります。
今回は賃貸の審査に何日かかるか、どんなところをチェックされるのか、そしてこの審査を通りやすくするコツは何かをご紹介します。
賃貸の審査って何日かかるの?
賃貸物件の申し込みをすると、入居審査が行われます。
これは入居者が家賃を確実に払えるか、入居後も部屋をきれいに使い、周りの住人にも迷惑をかけるようなことはないかを確かめるために行われます。
大学進学のための引っ越しで、連帯保証人のお父さんがしっかりした職場に勤めている現役なら、その日のうちに審査を通ることもあります。
でも一般的には審査に3日~10日ぐらい、場合によっては2週間ぐらいかかることもあります。
これには理由があって、次のような作業が必要だからです。
- 不動産屋さんが大家さんに問い合わせをして確認を取る。
- 連帯保証人に確認を取る。
- 連帯保証人の代わりに家賃保証会社を使う場合にはこの審査に通る。
ですから大家さんが留守だったり、連帯保証人と連絡が取りにくかったりするとかなり時間がかかることもあるわけです。
また不動産屋さんの繁忙期に当たっているときや定休日が挟まる場合もありますから、申込者の希望通りにならないこともあるのですね。
不動産屋さんはいつごろまでに審査の結果が出ますと大体の日にちをおしえてくれます。
そのころまで待っても連絡が来ない場合は遠慮せず、不動産屋さんに「結果はまだ出ませんか。」と聞いてみるのがいいですね。
以前に不動産屋さんの担当者が急用で休んで連絡をしそこなっていたという例もありました。
連絡がないから、きっと審査に通らなかったのだと早合点して、別の物件の申し込みをするのは避けたいですね。
審査でチェックされるのは何?審査を通りやすくするコツは?
審査でチェックされるのは次のような点です。
- 入居者に安定した収入があるか
- 連帯保証人が同意していて、必要なら家賃の支払い能力があるか
- 入居者の人柄が良いか
入居者の年齢、職業、勤め先、勤続年数そして、収入証明が必要なのは当然ですね。
場合によっては過去にクレジットなどの延滞がないかも調べられます。
さらに連帯保証人の収入証明も必要です。
特に入居者が学生でほとんどの費用を保護者が払うのならば連帯保証人になる保護者の収入が確実であることは重要です。
また入居後部屋をきれいに使ってくれそうか、他の入居者や近所の人々とトラブルを起こすようなことはないかも注目されます。
審査を通りやすくするコツは次のようになります。
- 家賃が収入の3割以内の物件を選ぶ
それ以上の物件を選ぶと、支払いが難しくなることが予想されます。
審査に通りにくいだけでなく、入居後困ることになるのであまり高望みをするのは避けましょう。
- 確かな人に連帯保証人を頼む
若い人ならしっかりした収入のある保護者に頼むのが一番ですが、年配者の場合には親がすでに年金暮らしになっている場合もありますね。
そんな場合は働いている兄弟に頼むか、適当な人がいない場合は家賃保証会社に頼むなど確実な方法を選びましょう。
また連帯保証人にも不動産屋さんから、確かに保証人を引き受けるか確認の電話がある可能性があります。
保証人にもその旨知らせておいて、保証人と連絡がつかないということのないようにしておきたいですね。
- 不動産屋さんにまじめな態度で対応する
あまりラフな格好ではなく清潔な服装で好感を持たれるようにしたいです。
また受け答えもまじめな態度でしっかりと対応しましょう。
また連絡があったらすぐに応えるのが基本です。
電話が着信拒否になっているときは解除しておいていつでも電話に出られるようにしておくことも必要です。
重要なお知らせがあるかもしれませんし、返事がないと契約に進めないことも考えられます。
不真面目そうで連絡もよこさないとなれば、契約したくないと思われても仕方がないとも言えます。
→【賃貸審査 年収 嘘】について書いた新しい記事へのリンク
まとめ
賃貸審査には3日~2週間かかります。
審査では入居者が確実に家賃を払えるか、入居後部屋をきれいに使いトラブルを起こすことはないかがチェックされます。
家賃は収入の3割以内に抑え、確実な人に連帯保証人を頼む、不動産屋さんにまじめに対応するなどに気を付けると審査に通りやすくなります。
希望の物件の審査が無事に通り、入居できることを期待しています。