引っ越しを検討しながら物件を見ている時、「フリーレント」という言葉を一度は見聞きしたことがあるという人が多いのではないでしょうか。
「フリーレント」がはっきりとわからない方のためにお伝えすると、フリーレントとは、ある一定の期間、家賃が無料になる、という意味をさします。
引っ越しの際、極力抑えたいのが「初期費用」
フリーレントの物件を選ぶことにより、初めの家賃を払う必要がなくなるので、その分の初期費用がぐっと抑えられるということになります!
「それってお得じゃん!」
「初期費用を少しでも抑えられるなら!」
と魅力的な条件ですよね。
しかし、「無料になるのには何か理由があるのではないか?」「どうして無料になるの?」「何かデメリットがあるのでは?」と不安に思う方もいるかと思います。
今回はそんな方のために、なぜフリーレントになるのか、デメリットを説明していきます。
フリーレントにする理由は〇〇⁉
ずばり、フリーレントにする理由は、入居者を早く決定したい、という貸主の意向によるものです。
そんなこと?と思いましたか?わたしも思いました。
それで気になっている物件の家賃が一定の期間無料になるならお得ですよね!
現在、賃貸の空き部屋が急増しており、貸主は入居者の決定に大変苦労しているという傾向があるようです。
ですので、フリーレントの条件をつけることによって、物件を選ばれやすくしている、というわけなのです。
しかし、どの物件にもフリーレントがつくというわけではなく、人気の間取りや、駅近、人気エリアの物件にはフリーレントつけなくても契約されるケースが多いので、つかない傾向にあるようです。
反対に、新築物件は空室を作らなくすることが必須のため、フリーレントがつきやすいようですので、オススメです◎
新築で、家賃が一定期間無料なら嬉しいですよね!
ここで注意したいのは
・フリーレントは家賃だけが無料になる
(管理費などは支払い必要がある)
・物件によりフリーレントの期間は様々
ということです。
気になるフリーレントの物件がある場合には、しっかりと確認する必要があるかもしれませんね。
途中解約で違約金も⁉人気がないからフリーレントにするケースも
ここからはデメリット、注意した方がいい点についてお話しします。
○違約金について
フリーレント物件を借りるときには必ず「短期解約違約金」という条件がセットでついてきます。
簡単にいうと、その物件の契約期間内に解約すると、違約金を払わなければいけない、ということです。
「思わぬ理由で引っ越さなければいけなくなった」「引っ越したい理由ができた」としても、すぐに引っ越せない(引っ越せるが違約金がかかる)ということになります。
違約金の金額、発生期間に関しては物件により異なるので、事前にしっかりと説明を聞き、理解しておくことが大切です。
○人気のない物件にフリーレントがつく場合について
1章のフリーレントの仕組みのところで、その物件が選ばれやすくなるようにフリーレントをつける、ということをお話ししました。
そのことからいうと、なかなか埋まらず人気のない物件、訳あり物件などにもフリーレントがつく可能性は十分にあるといえるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
「フリーレント」についての疑問は解決されましたでしょうか?
フリーレントの物件には、いい点と注意点があるため、よく確認をして検討するべき、ということがわかりましたね。
自分では解決しきれないとき、わからないことがあるときには、管理会社や不動産などのプロに相談するのも一つの手だと思います。
「自分の生活に欠かせない住居」
住みやすく、後悔しない物件選びができたらいいですね。