希望通りの素敵なアパートが見つかった!それではいよいよ賃貸契約をすることになりますね。
でもこの契約にはお金がかかることは皆さん知っているでしょう。
具体的にはどれくらいの費用がかかるのか、もし安く済ませる方法があるなら知りたいものですよね。
今回は家賃7万円のアパートの賃貸契約に必要な初期費用のシミュレーションをし、合わせて初期費用を抑える方法も考えてみました。
家賃が7万円なら初期費用はいくらかかる?
賃貸契約をするときには初期費用として家賃の5~7倍の費用が必要です。
内訳は次のようになります。
- 敷金 1~2か月 家賃の滞納を防ぐ目的の保証金として、また退去する時にかかるハウスクリーニングや修繕のために払うお金です。部屋をきれいに使えば引っ越す時には返してもらえます。
- 礼金 1~2か月 大家さんへのお礼のお金なので返ってくることはありません。
- 仲介手数料 5~1か月 仲介してくれる不動産屋さんへの手数料です。
- 前家賃 1か月 入居する場合に払う家賃の前払い金、賃貸の場合家賃は前払いが原則です。
- 日割り家賃 入居日から月末までの日割りの家賃。20日に入居するならば残り10日分の家賃を日割り計算で払います。
- 火災保険料 5~2万円 任意ではありますが集合住宅の場合は、火災保険は
必要です。
・鍵の交換 1~2万円 安全のために鍵の交換を勧められます。
日割り家賃を半月分と仮定して、家賃7万円の賃貸の初期費用は、305000円~495000円ということになります。
初期費用を抑える方法はある?
初期費用は予想以上に高いですね。そこで、少しでも初期費用を安く済ませる方法をご紹介します。
敷金、礼金、手数料の安いところを探す
不動産を探すときに敷金礼金が0.5か月分あるいは1か月分、仲介手数料が0.5か月分のようなところを探しましょう。
ただし、敷金が少ないところは退去する時に修繕費を要求されることがあるのでその点は気をつけましょう。
大学生なら大学生協を通して家探しをすれば、手数料や礼金のない物件を捜せる場合もあります。
家賃の値下げを頼む
これは可能性がないように見えますが、案外そうでもありません。特に不動産の動きの少ない6月~8月の閑散期や長い間借り手がいなかった物件ならば、交渉次第でいくらかの値下げをしてもらえる可能性があります。
賃貸契約をする前に、この物件をぜひ借りたいが、予算がきついので少しでも値下げができないか聞いてみるのがいいです。
たとえ1000円でも値下げしてもらえるならば初期費用の全般にかかわるのでかなりの節約になります。長く住めばそれだけ家賃の節約にもなります。
フリーレントを頼む
物件によっては家賃の1か月分や日割り家賃ぐらいを無料にしてくれることがあります。これをフリーレントと言いますが、最初からフリーレントの物件を探すだけでなく、ぜひ住みたいアパートならフリーレントにしてもらえないかお願いしてみるのはいいですね。不動産の閑散期ならば応じてもらえることもあります。
ただしフリーレントの場合はある一定期間住むことが前提なので、短期滞在予定の場合は辞めた方がいいです。
鍵の交換をやめる
これは防犯のために勧められますが、前に住んでいた人がかなり遠方に引っ越したことが分かっている場合などは省略することはできます。
初期費用が予想以上に高くてお金の用意に不安がある場合、不動産会社によっては分割払いに応じてくれるところもあります。物件探しをするときに相談してみるのも一つの方法です。
まとめ
賃貸住宅の契約時には初期費用として家賃の5~7か月分の費用がかかります。
家賃が7万円の場合には30~50万円必要です。
初期費用の節約には、敷金、礼金、仲介料の安いところを探す、家賃の値下げを頼む、鍵の交換を検討するなどの方法があります。
できるだけ安い費用で良い賃貸物件を借りられるといいですね。