引っ越しの理由は人それぞれ。今すぐにでも新しい部屋に住み始めたい!と言う場合や、いい部屋が決まれば契約はしておきたいけど入居は待ってほしいなんていう場合もありますよね。
今回は新しい部屋に入居するまでの最短・最長期間についてお伝えしていこうと思います。
さっそくですが、最短で何日あれば新しい物件に住み始めることが出来るのでしょうか。
答えは入居審査がすぐ通った場合でも3~4日はかかるということです。しかもこれを達成するには十分な準備が必要になってきます。
そのため初めて賃貸契約をする場合は不慣れなぶん、より時間がかかると考えた方がいいでしょう。
またこれとは対照的に契約したあと入居するまでの期間を最長でどれくらい待ってもらえるかというと、はっきりした決まりはなく大家さんの考え方によるようです。
基本的には契約だけして家賃を払わずにひと月もふた月も入居を先延ばしにすることはできません。
大家さんからしてみれば、前の入居者と次の入居者で家賃の収入が続いていた方が望ましいからです。
しかし状況によってはひと月くらい待ってもらえる場合もあるのです。
では最短と最長のおおよその期間がわかったところで、どうしたら思ったような引っ越しができるのか、具体的な内容をご紹介していきましょう。
最長期間に関しては契約から入居まで一ヶ月ほど待ってもらえた私の体験談もふまえてお話したいと思います。
最短で入居するには
最初にお伝えしたように、住みたい物件が見つかっても住み始めるには早くて3~4日はかかります。
部屋探しから入居の申し込みまでを一日で終わらせたとしても、契約を完了するためには必要な書類の提出や入居審査があるためです。
この他にも不動産会社から重要事項の説明など大切なことがあるため、出来れば余裕をもって新居探しをしたいところですね。
しかし出来るだけ早く入居したいという事情がある場合は、次の5つのポイントを確認して準備を進めていきましょう!
- 物件を紹介してもらう不動産会社の人に事情を説明しておく
理由があって一日も早く新しい部屋を決めたいことを伝えておきましょう。手続きを早く進めてほしいことを知ってもらうことは最短で入居するためにとても大事なことです。
- すぐに入居できる部屋を選ぶ
前の入居者がすでに引っ越し済みで、ハウスクリーニングなどが終わっている部屋を探しましょう。また新築で建物が出来上がっている部屋もすぐに入居できます。
- 契約に必要な書類を準備しておく
賃貸契約をするには様々な書類を提出しなければなりません。一般的には身分証明書や住民票、印鑑証明書、社会人であれば年間の収入を証明できるもの、保証人関連の書類、通帳や銀行印が必要になります。
契約する人が社会人なのか学生なのかで必要なものも変わってくるため、不動産会社へ来店する前に契約にはどんなものが必要になるか聞いておくといいですね。
会社や市役所、保証人に書類の作成をお願いする場合は思ったより時間がかかるものもありますので、早めに行動することが大切です。
- 契約に必要な初期費用を準備しておく
契約に必要な初期費用は、敷金・礼金、前家賃など意外にかかります。考えている家賃の5ヶ月分ほど用意しておくといいようです。
- 休日や祝日は手続きに時間がかかる可能性も考えておく
希望にあった部屋をみつけて賃貸契約を申し込むときは、申し込み当日とその後の日程が平日であるほうが手続きをスムーズに運べます。
入居審査で勤め先へ在籍の確認をする場合もありますので、連絡をする審査会社も連絡を受けるほうの勤め先も、どちらも営業している曜日のほうが審査を進めやすいからです。
また書類に足りない物があり、市役所へ行かなければならなくなったという時も平日であればすぐに向かうことができます。
このようなことから契約申込み以降の日程は、なるべく休日をまたがないように調整することがおすすめです。
契約してから賃料を払わずに入居を待ってもらえる場合とは
契約する時に前家賃といって翌月分の家賃を先に支払うように、基本的には契約がすんだら速やかに入居することになっています。
しかし学業の都合や転勤といった理由がある場合は、大家さんによっては契約だけすまして入居を待ってもらえることがあります。
実際に私がそうだったのですが、いくつかの条件が重なっていたことが待ってもらえた理由だと思うので、その点をご紹介していきたいと思います。
まず私が引っ越しをした時は、パートナーの転勤が理由で、関東から関西への長距離移動をともなうものでした。
また契約するのが個人ではなく勤めている会社での法人契約だったので、大家さんとしても少し安心材料になったかもしれません。
さらに一番の理由として考えられるのは、不動産会社さんから引っ越し先の部屋を紹介してもらった時は、まだ前の居住者がそこに住んでいたということです。
つまり退去の連絡があったばかりの部屋で、次の人が住み始めるまでに大家さん側にも時間が必要な部屋だったのです。
このような条件が重なり、私の場合は3月上旬に入居の申し込みをして、4月の中旬から入居というかたちになりました。もちろん家賃を支払ったのは住み始めてからの分です。
このことから考えると、部屋の空き情報は出ているものの退去予定まで日数がある部屋を探してみると、すぐに入居しないことが可能ですね。
気に入った退去予定の部屋が見つからない場合でも、まだ学生なので卒業してから住みたいという時や、私のように仕事の都合ですぐに移れないという時は、不動産会社に相談することから始めて見て下さい。
もし事情を考慮してもらえるようなら入居予定日をしっかり守れるように引っ越しの準備も考えていきましょう。
大家さんが困るのは入居予定だったのに、キャンセルされてしまうことです。
別の人が契約してすぐに住んでいれば、不要なトラブルも家賃収入が止まってしまうともなかったわけですから、やっぱり引っ越せなくなったということがないように気をつけてくださいね。
まとめ
今回は賃貸物件に入居するまでの最短と最長期間についてまとめてきました。
どちらにしても部屋を探すときは不動産会社の人に丁寧に理由を伝えて、希望している条件が可能かどうか聞いてみてください。
自分の希望ばかりを主張しないようすも契約をする上でプラスに働くかもしれませんよ。
引っ越しの理由は様々ですが、ぜひこれらのことを参考にしてイレギュラーな引っ越しもうまく乗り越えて下さいね。