一人暮らしをすることが決まったら、部屋探しをする前に布団で寝ようかベッドにしようか考えますね。
フローリングの部屋だけなら、布団を敷くのは難しいでしょう。
「ベッドの方が簡単でいい、でも布団の良さも捨てがたい。」
と迷っている人がいるかもしれません。
そこで、ベッドなしでも大丈夫か、布団とベッドとどっちがいいかを考えてみましょう。
ベッドはどうしても必要?ベッドと布団の違いは?
最近、ベッドと布団のどちらを使っているかという調査をしたところ、60%以上の人がベッドと答えました。
賃貸アパートでもフローリングの部屋が増えていることを考えると、当然のこととも言えますね。
具体的にベッドと布団の特徴をまとめてみましょう。
ベッド | 布団 | ||
片付け | いったん取り付ければ片付けは不要。ただし、場所を取るので狭い部屋には向かない | 毎回しまう必要があるが、部屋を広く使える | |
寒さ | フローリングの床でもベッドに高さがあるので寒さは防げる | 畳の上にじかに布団を敷くので冬はやや寒い | |
湿気やほこり | じかに床の上ではないので湿気やほこりは付きにくい | 湿気やほこりが付きやすい。敷きっぱなしにするとカビが付くこともある。 | |
天日干し | マットレスを干すのはかなり難しい | 天気が良ければいつでも干せる | |
落下の恐れ | ベッドガードがないと落ちる危険性がある。掛布団が落ちやすい | 安全、掛布団をはねのけても大丈夫 | |
値段 | 値段はまちまちだがある程度の費用は必要 | 布団だけなのでベッドよりは安い | |
引っ越し | 組み立てや取り外しが必要なのでやや大変、場合によっては費用がかかる | 布団袋に入れて運ぶだけなので簡単 | |
その他 | 親や兄弟が訪ねてきた場合でも泊まらせることは難しい。
ベッド下を収納に使える。 |
予備の布団があれば家族が泊まることは可能 |
ベッドと布団、どっちがいい?
ベッドと布団とそれぞれに良さがありますが、使う人の部屋の造りや好みに合わせて考えるのがいいですね。
ベッドがいい人
部屋がフローリングのみで広さは十分にある
布団の上げ下ろしをしたくない
いつでもさっと横になって休みたい
クッションの良いマットレスで寝心地良く眠りたい
アレルギーがあるのでほこりを避けたい
布団がいい人
部屋が和室で押入れの広さは十分にある
部屋が狭いので、使えるスペースを確保したい
布団の上げ下ろしは気にならない
家具にお金をかけたくない
布団を干して気持ちよく眠りたい
実例
私の二人の子どもはいずれも大学生から自宅外通学でした。長男は布団の片付けが苦手でアレルギーもあるので、ベッドを使いたいということで最初からフローリングの部屋を借りてベッドで生活しました。やはり引っ越しの時は手間がかかりました。
長女は部屋が狭くなるのは嫌だし、布団の上げ下ろしは気にならないということで和室にキッチン付きの部屋を借りて住みました。費用は安くすみ、引っ越しの時も楽でした。
ベッド派も布団派もそれぞれ問題なく生活できましたので、ベッドがなければどうしてもダメということはありません。
ただし、ベッドを置くにはある程度の広さは必要で和室には向きません。
部屋探しをする前に大体の方針を決めておいて、内見の時にベッドを置くのに適当な場所があるか、押し入れは広いかなどを確認するのがお勧めです。
またベッドを使いたい人は引っ越しの時に運ぶようにしたいですね。後からベッドを運び入れるのはかなり大変です。
まとめ
一人暮らしをするのにベッドはどうしても必要ということはありません。ベッドにも布団にもそれぞれ良さがありますから、予算や好みで決めましょう。
できれば部屋探しをする前に大体の方針を決めて、自分のスタイルにあった部屋を探すのがいいです。
一人暮らしをする人がみな好みのスタイルで快適な睡眠をとることができるといいですね。