気に入って借りた賃貸アパート、なのに、急にゴキブリが大発生‼
困りますね。
ほんのたまに1匹ぐらいなら、我慢もできますが、毎晩ゴキブリが集団で現れてはもう安眠することもできません。
もうとても我慢ができないから、解約してでもほかの家に住みたい!
そう思う人もいるでしょう。
ここでは、賃貸入居後まもなくゴキブリが出たらまずどうしたらいいのか、ゴキブリ発生を理由に賃貸契約の解約ができるか、できるだけゴキブリのリスクを回避する方法について説明します。
賃貸アパートに入居中にゴキブリが大発生したらどうしたらいい?
虫嫌いの人にとっては1匹のゴキブリでも見つけたらもうたまりませんね。
まずは箒でたたくなり、殺虫剤を吹きかけるなど何とかその場をしのぐことです。しかし何度かそんなことが繰り返され、しかもゴキブリが大発生となれば、とても我慢できません。
入居間もない場合は借主の責任とは言えませんから、大家さんか管理会社の人に連絡するのがいいですね。
大家さんは部屋を借主が安心して住める状態にしておく責任がありますから、ゴキブリ駆除の対策をするはずです。
大家さんが遠方に住んでいて、すぐには対策をしてくれそうにない場合は管理会社に連絡するのが近道です。
ゴキブリ駆除のために業者に頼むなどの方法で、消毒や毒エサを置くなどの対策をしてもらって住み続けられればいいわけです。
賃貸契約の解除はできる?
ゴキブリ対策をしてもらってもあまり効果がないとか、そもそも大家さんが対策をとってくれない場合、いつまたゴキブリが大発生するかもしれないと思うと到底住み続けたくないと思うこともあるでしょう。
そうなると賃貸契約を解除することも考えざるを得ませんよね。任期満了以外で賃貸契約を解除するには次の2種類の方法があります。
・合意解約(貸主と借主が合意の上で解約する)
・債務不履行のための解約(この場合には貸主の大家さんが部屋を借主が住める状態にしておく責任を果たさなかったため)
穏便に解約するなら、合意解約となりますね。この場合は解約する1か月前に解約通知を出して解約するのがいいですが、1か月間住み続けるのも嫌だという場合には1か月分の家賃を払って解約するほかありません。
大家さんの対応が悪いために債務不履行ということで解約することもできますが、この場合には裁判にまで持ち込まれた例もありますから、できれば話し合いで平和に解決したいところです。
大家さんの理解が得られれば短期契約の違約金や退去の時のハウスクリーニング代などが免除されるケースもありますが、支払い済みの礼金や家賃、仲介手数料は返還されません。
部屋探しの時の注意点や気をつける事は?
契約金のかなりの部分が返してもらえないとなれば、できるだけゴキブリ大発生のリスクの少ない部屋を探すのが賢明ですね。
次のような物件は要注意です。
・築年数が長い
・飲食店やコンビニなどの商店が近い
・アパートなら1階や2階など低い場所にある
・風通しが悪く湿気が多い
・公園や森などに近い
予め内見する場合はその部屋だけでなく周りの環境もよく見て、ゴキブリが発生しにくい物件を探すことが大事ですね。
また入居後はまめに掃除をし、食べ物の残りなどが散乱している状態を避けることも必要です。大人だけならホウ酸団子を置いてゴキブリを寄せ付けない工夫もしたいところです。
まとめ
入居後まもなくゴキブリが大発生したら、まず大家さんや管理会社に連絡して対策をしてもらいましょう。
対策をしてもらえない、対策してもゴキブリが減らないなら、賃貸契約の解約もやむを得ませんが、できれば双方の合意の上で解約するのがいいです。
ゴキブリの発生しにくい物件を探し、さらに掃除をまめにするなどして、ゴキブリの侵入を防いで快適な生活をしたいものですね。