賃貸での「鍵交換」が今では主流・必須な時代になっていますよね。
それでは何故、鍵交換が必要なのでしょうか？
今回はそんな賃貸での鍵交換が必要な理由や、鍵を交換しない場合に起きるトラブル・リスクについて解説していきたいと思います。
賃貸での鍵交換は絶対必要なもの？
結論からいうと、賃貸の鍵交換は何か特別な理由がない限りはするべきでしょう。
それは、「防犯」の観点で強くおすすめします。
賃貸の鍵の交換をしないということは、前の入居者と同じ鍵を使うということになりますよね。
そのリスクについては次章で詳しく説明していきますね。
鍵の交換をおすすめする理由としては、「鍵の交換代は基本的に大家さんが負担する」ためです。
費用がかからない場合なら、なおさら新しい鍵にした方が、防犯的にも安心して暮らすことができるでしょう。
無料なら、賃貸の鍵交換をしない手段はないですよね。
しかし、ここで注意が必要なのは、一般的に鍵交換の費用については大家さんが負担するものですが、物件によっては入居者が鍵の交換時の費用を負担しなければいけない場合があります。
しかしこの際は、管理会社が賃貸の募集要項や、物件情報、賃貸借契約書などの公の情報に記載しなければならず、それ以外にも契約時の説明が必要となるのです。
管理会社は、鍵を交換しなかったことで入居者がトラブルに巻き込まれたり、鍵交換の費用の負担を知らなかったがために契約時にトラブルになってしまうことを防ぐためにしっかりと対応しなければいけないという決まりがあります。
ですので、入居者側もしっかりと掲示情報の確認をし、契約時にはその決まりに沿って手順を踏んでいく必要があります。
賃貸で鍵交換をしない時のトラブルはどんなことがある？
賃貸での鍵交換をしない場合にどんなトラブルが起きてしまうのか、この章では具体的に解説していきたいと思います。
前章でもお話ししましたが、賃貸の鍵交換をおすすめする理由の一番は「防犯」的観点です。
ここからは、鍵交換をしなかった場合に起きると考えられるトラブルについて取り上げていきます。
鍵交換をしない場合のトラブル
①前の入居者が合鍵を作っている恐れ
鍵交換をしないということは、前の入居者と同じ鍵を使うということになりますよね。一般的に、賃貸のスペアキーを作ることは禁止されています。
スペアキーを作る必要がないように、多くの物件では大家さんや管理会社からもう一つ予備の鍵をもらうことが多いでしょう。
これは、防犯のためとされていますが、現状では、いつどこでスペアキーを作っているのかということは大家さんや管理会社でも把握が難しいとされています。
この観点は、人によりどう思うかが異なりますが、前住んでいた人が自分お家の鍵を持っているという状況はとても怖いですよね。
特に女性の方は、気にする方も多いのではないでしょうか？
さらに、スペアキーが作られていて、実はその人が一度なくしてしまって・・・などと他の人の手に渡り、家が特定されていた場合には、空き巣や窃盗の被害にあってしまう可能性もなきにしもあらずです。
そのため、やはり入居時（契約時）の鍵交換をしてもらうことで安心して入居ができるようにすることをおすすめします。
②鍵や鍵穴の劣化
これは、かなり少ないケースではありますが、鍵の開け方（乱暴、動作が大きい）、鍵本体の形状の変化（曲がってしまうなど）など、
鍵や鍵穴に何かしらの劣化がある場合には、そのものを直す必要はもちろん、きちんと施錠ができなくなってしまう可能性があります。
まとめ
いかがだったでしょうか？
賃貸物件の鍵交換についての疑問は解消されましたでしょうか？
鍵交換時に大きく影響するのが「防犯的な理由」であることがわかりましたね。
入居者が安心して過ごせるために、またはトラブルに巻き込まれないようにするために、今では鍵交換を必須にする大家さんや管理会社も多いのだとか。
防犯面については、備えすぎるなんていうことはありません。
もしも実際に起こってしまったら危険な事件にもなりますので、あらかじめリスクには備えておくと安心ですね。
もしも、「鍵交換が必須で、入居者の負担が高い」などと費用の面で迷っている場合には、管理会社に相談をしてみるのも一つの手だといえるでしょう。
減額してもらえたり、大家さんに交渉してもらえるかもしれませんね。
みなさんが納得できる契約、安心できる鍵交換ができますように。
