賃貸の通気口は、外と室内をつなぐ空気の出入り口の役割を持っています。
この通気口があれば、換気扇を回さなくても換気ができる便利な設備の一つです。
部屋の空気は私達が思っている以上に汚れていますが、その空気をキッチンの換気扇や、お風呂場、トイレなどのファンが回ることでその空気が天井に送られます。
その天井に集まった汚れた空気が通気口のファンによって外に出ていくという仕組みとなります。
そんな部屋の空気の汚れをなくし、換気をしてくれる通気口ですが、一方で虫の侵入のリスクがあることをご存知でしょうか?
そこで今回は、
「通気口からの虫の侵入はあるのか?」
「通気口は閉めても大丈夫?」
という疑問について調査していきたいと思います。
賃貸の通気口からの虫の侵入はある?
外の空気を入れ込み、室内の空気を外に出してくれる役割を持つ便利な通気口ですが、一方でその隙間から虫が入ってしまい、虫の出入り口にもなってしまうリスクは十分に考えられるでしょう。
室内の防虫対策をしていても、なかなかこの通気口はノーガードだった、という方も多いのではないでしょうか?
通気口から虫が入るのを防ぎたい場合には、市販の防虫ネットを貼り付けると侵入を防ぐことができます。また、防虫効果のあるスプレーを吹きかけていくと同じように予防となるでしょう。
ここで注意が必要なのは、そのような防虫対策をする前に、通気口の状態を確認することをおすすめします。なぜなら、通気口のフィルターが破れていたり、故障していることで武士が侵入してしまっている可能性があります。
通気口自体に問題がある場合には、すぐに大家さんに連絡し、修理してもらいましょう。そのあとに防虫対策としてネットなどを取り付けると安心ですね◎
また、防虫対策も大切ですが、こまめな掃除をすることも虫の発見や通気口の状態を把握できるきっかけとなるでしょう。
ほこりが溜まっていたり、汚れた状態は虫が住みやすい環境であり、虫の巣ができやすい環境にもなってしまいます。虫がこない環境を作るためにも、定期的に掃除をすることもおすすめです。
賃貸の通気口は閉めても大丈夫?
通気口が高い場所に設置されていたり、そもそも掃除や対策が面倒くさいと感じている方の中には、「通気口を閉めたらいいのでは?」と思う方もいるのでは?と思います。
賃貸の通気口を閉めてもいいのかということについて結果からお話しすると、「通気口は閉めてはいけない」とされています。
その理由は、まず賃貸にどうして通気口が設置されているのかというと、「24時間換気システム」の設置がどの物件にも義務付けられているためです。
近年の住宅の性能が向上していることによって、気密性の高い物件が多いです。
その一方で部屋の中に空気がこもりやすくなってしまい、空気がこもると家の中に潜んでいるカビやダニなどの害虫や、家具に使われている材質のホルムアルデヒドなどの物質が室内にたまってしまいます。
そうすると人体に健康被害を及ぼすために、この被害を防ぐことができるように「24時間換気システム」をつけることが義務付けられることとなりました。
ですので、これらの観点から賃貸の通気口を閉めるべきではないとされています。何か理由があって一時的に閉めることがあったとしても、そのあとはすぐに開けてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「通気口」について、「虫の侵入リスクはあるのか?」「24時間通気口は閉めてもいいの?」という疑問について調査していきました。
なかなか家の掃除はしていても、通気口まで掃除することは難しいですが、虫の侵入リスクがあることは確かですので、防虫対策のためにも市販のアイテムを使ったり、こまめに点検していくことが大切ということがわかりましたね。
高い場所にある場合には、無理をして登って事故が起きても大変なので、場合によっては大家さんに相談するのも一つの手でしょう。安全に、対策ができるといいですね。