アパートで一人暮らしをしていると聞くと、寂しそうだと思いませんか?
それが高齢者だったらなお、そう思うかもしれませんね。
でも案外そうではないかもしれませんよ。
私の知人でも一人暮らしをしている人が何人かいますが、高齢にも関わらず、元気に生活をエンジョイしている人もたくさんいます。
ここでは、老後の一人暮らしを快適に楽しむ方法を紹介します。
老後生活は活動的になりましょう
老後の一人暮らしといえども、生き生きと生活している人を見ると、何かしら外で活動している人が多いです。
たとえば、ある高齢の女性はコーラスが好きで仲間と一緒に歌うことを楽しみとしています。年に一回ぐらいは発表会もあるそうで、いつも練習に励んでいます。練習の後にみんなでお茶を飲んだり、食事をしたりするのも楽しいですよね。
ボランティアで人助けに精を出している人もいます。外国人の労働者の子どもさんが学校で勉強についていけなくて困っていると聞いて、得意の語学を活かして勉強のお手伝いをしている人もいます。子どもたちと触れ合うのは元気の素かもしれません。
週に2~3日だけは仕事をしている人もいます。フルタイムで働くのは大変でも、週に2~3日なら、良い気晴らしになり、お小遣いにもなるので励みになるのですね。
学習塾をやっている人もいます。この人は以前から学習塾をやっていましたが、ご主人が亡くなって一人暮らしになっても教室を続けているのが、元気の秘訣らしいです。
いろいろな方面で外の人とつながりを持つことは一人暮らしを楽しく過ごすポイントです。
一人でもできる楽しみを探しましょう
仲間がいれば楽しめるのは確かです。でも一人でもできる楽しみを持っていることも大切です。
本当に高齢になって、外出するのがおっくうになるかもしれません。そうでなくても、コロナ禍では親しい人でもよそのお宅を訪ねるのは気が引けますよね。
そんな時、一人でもできる楽しみを持っているのは強みです。私の周りにも一人で楽しむコツを会得している人がいます。
例えば、Aさんは尺八の名手です。演奏するのはとても上手で毎日自宅で練習しています。
そればかりか、良い竹を取りに行って自分で尺八を手作りするほどの力の入れようです。いつ会っても生き生きしていて楽しそうです。
Bさんはウオーキングが趣味で早朝から遊歩道を歩いています。テニスや卓球といった競技と違って一人でもできるのがいいようです。毎日欠かさずにウオーキングをしているので、健康そのものなのもいいですね。
Cさんは編物が大好きで、自宅で時間さえあれば編物に精を出しています。
お孫さんたちばかりか知り合いの子どもたちの分までセーターやベスト、帽子など次々に編んではプレゼントしています。
手先の仕事は認知症予防にもなると言いますが、Cさんはとても元気です。
周りの人とつながりましょう
最近は、若い世代の多くの人たちはSNSやメールを使いこなして、家にいても外の人とつながりを持っていますね。
一人暮らしならば、高齢者でもこれを利用するのはいいですね。もちろん中毒のようになって、メールの返事が来ないとイライラするようでは困りますが…。
一人暮らしなら、出歩けない時や困っているときには、周りの人と交流する手段としてメールなどを使えたら便利です。
ある持病を持つ高齢一人暮らしの男性は、近くに身内はいないものの、SNSを通じてたくさんの友達と毎日交流しています。ある時病院で倒れて緊急入院ということになってしまいました。
友達の一人が「彼が病院に行った」という記事の後、一向に新しい記事に更新されないので不審に思い、病院を訪ねて彼を見つけてくれました。
彼はICUに入院していたので通信ができず、家族さえも見舞いに行けなかったのですが、SNSを利用していたことが幸いしたわけです。
一人暮らしを楽しむには、仲間と一緒にそして、一人でもできることを見つけ、さらに周りの人と連絡を取り合えることが大切ですね。
まとめ
一人暮らしをエンジョイするには、外に出て仲間と一緒に活動することはいいですね。
一人でもできることを持っているのは強みです。
メールなどを使って外の人とのつながりを持っていることも大切です。
老後の一人暮らしであっても生き生きとした楽しい毎日を送りたいものです。