これから一人暮らしを始める皆さん、もしくは、一人暮らしを検討している皆さんにとって、気になることといったら、
「いつ一人暮らしを始めたらお得?」
「少しでも安く、自分の気に入った物件にすみたい!」
という点なのではないでしょうか?
一人暮らしの物件探し、契約には、おすすめな時期・そうではない時期があります。そうなると、誰もがおすすめな時期に引越しをしたいですよね。
そこで、今回は引越し時期の狙い目や、決定の際のポイントをいくつか紹介していきたいと思います。
引越しは出費がとても大きいイベントですよね。少しでもその出費は抑えたいものです。
この記事を読んで、少しでもお得に、納得できる引越しができる時期をみつけていきましょう!
ずばり、一人暮らしを始める狙い目の時期は?
それは、「5月中旬〜8月中旬」「9月中旬〜12月」です!
理由は、4月から新生活を始める人たちの契約・引越しが落ち着く時期が、5月の中旬ごろだといわれているためです。
1月〜3月は、不動産会社がとても忙しい時期なので、入居の申し込みが増えるこの時期はどの会社も強気でいるため、家賃交渉や、条件交渉が難しい傾向にあるようです。
ですので、部屋探しをする私たちにとっては不利な時期に当たる、といえます。
それに変わって5月上旬以降に関しては、引越しのピークがすぎ、どの不動産会社も落ち着いてくる頃です。
また、その時期には、物件の空室が明らかになってきたり、空室をなくしたいという不動産会社も増えてくることから、家賃交渉がしやすかったり、条件交渉を認めてもらえるケースがあるようです。
9月〜12月も、比較的落ち着いている頃であるといわれていますが、年末年始などの混雑、休業などのスムーズに話が進まなくなる、といったことも挙げられています。
それでは、この「5月上旬〜8月」「9月中旬〜12月」のこの時期以外にはどんな傾向があるのでしょうか?
ここからは、月別に簡単に特徴やポイントを紹介していきます。
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【月別】部屋探しのポイント!
〈1月〉
この時期の入居・引越しは少ないものの、2〜3月の引越しを考えている人は、約1ヶ月前に待機の申請を出さなければいけないために、この時期に退去したい旨を伝える人が多いです。
そのため、退去申請が出た物件は、すぐに募集にかけられることが多いため、「物件数が増える月」だということができます。
※この時期は4月の引越しに向けて物件を探している人も多いために、競争率が高く、家賃交渉などは難しいでしょう。
〈2月〉
1月と同様、物件数は多くなります。しかし、入居希望も多いため、1月と変わらず、入居希望の人にとっては、家賃交渉などの条件提示は難しいです。
また、この時期の物件の需要は特に高く、空きが出ていても数時間後には埋まってしまっている、という場合もあるとのこと。
ある意味「スピード勝負」な月ですが、この時期には、まだ待機していない物件が出されていることが多く、内見ができないというデメリットがあります。
焦って決めたけど、日当たりが悪かった・・・などといった後悔をしないためにも、しっかり内見ができない分部屋の外観や日当たり具合などを確認しておく必要があるでしょう。
〈3月〉
2月中に申し込みを終わらせている人が多いため、物件の競争率は少し落ち着くでしょう。
ですが、契約は落ち着くものの、この時期から4月にかけて引越しをする人が多くなるので、引越し費用が高くなり、引越しの日程の希望が通りづらくなるようです。
引越しは決まっているものの、引越し業者との予定が合わずどうしよう・・・
などといった困った事態にならないよう、早めに引越しの日程の予約が取れるといいでしょう。
〈4月〉
この時期にはいると、引越しを終える人たちが増えてくるので、ひとまず落ち着くことができるでしょう。
また、3月の下旬に退去する人も多いので、少しずつ物件数も増えてくるのと、内見ができる物件も出てくるため、焦らずにゆっくりと部屋探しとしたい方はこの時期から動き始めることをおすすめします。
〈5月〉
4月からの新生活開始の人たちのピークが過ぎ、部屋探しの需要が減ってくる時期です。
需要が減ると、不動産会社は新規の申し込みが欲しいので、家賃交渉や希望の条件を受けてくれる可能性が高くなります。
ですので、家賃を少しでも抑えたいという方は、この時期の交渉がおすすめです。
〈6月〉
6月は、季節的にも動きにくい時期です。そのため、引越しをする人も少ないため、引越し業者も、引越しの値段を下げる傾向にあります。
また、この時期までに残っている物件は、長期的に空室の物件となるために、不動産会社も早く埋めたいという気持ちが働き、家賃交渉や条件提示に応じてくれる可能性が高いでしょう。
家賃や、引越しの金額を抑えたいという方は6月がおすすめです◎
家賃だけではなく、引越し代も安くなるのはとても助かりますよね。
〈7月〉
この時期は、不動産会社の「閑散期」と呼ばれる需要が少ない時期です。家賃の値下げや、敷金ゼロ、またはフリーレントの条件をつけてくれる会社もあるでしょう。
また、物件探しをする人自体が少なくなってくる月のため、不動産会社の人も、親身になって考えてくれることが多いようです。
〈8月〉
7月と同様、まだまだ閑散期は続きます。物件の競争率も少ないために、多くの候補から物件を検討することができるでしょう。
また、大家さんも、この時期まで空いている物件は、早く埋めたいと言う気持ちが働くために、家賃を下げてくれる可能性が高いようです。
不動産会社といい関係を築くことができていたのならば、すぐに返事がもらえたりなど、やりとりもスムーズに進むと思います。
〈9月〉
この時期は、秋の転勤シーズンとも呼ばれ、ファミリー物件の空きが増える時期です。ですので、家族やカップルの引越しにおすすめな時期だといえます。
また、9月には祝日も多いために、仕事をしている人、学生などにとっては引越しがしやすい時期となるでしょう。
〈10月〉
9月に引き続き、ファミリー物件の募集が多い時期です。
また、この時期には新築の物件が数多く並ぶことがあるようです。新築に物件を狙いたい方におすすめな時期であるといえます。
※9月に続いて、ファミリー物件の需要が高まるので、家賃交渉は難しいでしょう。
〈11月〉
この時期になると、秋の転勤シーズンもようやくひと段落します。
またこの時期の不動産会社は、来シーズンに向けての引越しの準備を始めることも多いようです。
〈12月〉
この時期に引越しをする人はあまり多くありませんが、年末年始に向けて、早めに動き出す人も増えてきます。
次の1月からはまた、引越しシーズンとなるため、早く決めて安心したい方は12月中に部屋をおさえておくといいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
一人暮らしの引越し時期の狙い目や、月別でのポイントなどについて、理解はできましたでしょうか?
一人暮らしを始める人たちは、それぞれ自分の好みの部屋に住みたい、少しでも費用を抑えたい、と共通して思っていると思います。
また、人気の物件や条件も、同じであることが多いです。
費用ももちろん大切ですが、費用面を気にし過ぎてその時期を待っていると埋まってしまったり・・と本当に物件は埋まりやすく、埋まってしまったときのショックも大きいですよね。
この記事が皆さんの納得できる部屋探しの力になれたら幸いです。