一人暮らしをしていると、「節約」を今まで以上に意識する方も多いのではないでしょうか。
「生活はできるけど、貯金ができない」
「もう少し、自由に使えるお金を増やしたい」
そう考えたときにまず何をするのかというと、「生活費のどこを抑えるか」という検討ですよね。
一人暮らしの場合、生活費はどこをどれくらい削ることができるのでしょうか?
今回は、生活費を削る上での優先順位や、節約方法、生活費の見直し方などを解説していきたいと思います。
【生活費を削る上でのポイント】固定と変動費
ほとんどの方がご存知のことかと思いますが、生活費の中には、二種類の支出があります。
固定費・・・毎月同じ支出額になるもの(家賃や通信費など)
変動費・・・月によって、支出額が異なるもの(食費や水道光熱費など)
この二つのうち、生活費を削ることができるのは「変動費」ということになりますね。
この「変動費」と呼ばれるものの内訳はというと、
・食費
・交際費
・日用品費
・娯楽費
などが挙げられるでしょう。
これらの他、冠婚葬祭費や医療費など、臨時での支出が予想されるものも変動費に入れておくといいですね。
上記の支出のうち、どれが自分の生活の中で削りやすいか、ということを考えるのがポイントです。
人によって、生活スタイルは異なります。食事にお金をかけたい方、交際費・娯楽(趣味)にお金をかけたい方、それぞれですよね。
無理な節約、予算削減はかえってストレスになってしまったり、生活や健康に支障が出てしまうため、少額から減らしていくと負担が少ないかもしれませんね。
生活費で一番削りやすいのは食費?
生活費をまずどこから削るのかと検討した際、多くは「食費」と答える方が多いと思います。
食費には、節約をしたり、外食を減らしたりなど、確かに始めやすく取り入れやすい節約方法であるといえますね。
ここからは、簡単に変動費それぞれの節約の仕方を紹介していきます。
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食費
・外食を減らし、自炊をする
・買い物の仕方を工夫する(一週間ごとなど、期間や、やりくりする額を決める)
・食材や、多めに炊いたご飯を冷凍保存して、使う
食費の節約でメインとなってくるのは「自炊」といえるでしょう。
料理が苦手でなく、負担にならない方は始めてみてもいいかもしれません。
※栄養や、量にこだわることで、支出が増えてしまう場合あるので、注意が必要です。
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水道光熱費
〈水道〉
・出しっぱなし、流しっぱなしにしない
・使用量に気をつける
〈電気〉
・冷蔵庫など、常に動いていなければいけないもの以外、コンセントを抜く
・電気の付けっぱなしに気をつける
・エアコンなどの空調の使いすぎに注意する
(温度や、風量などの設定により、使用量が変化します)
・冷蔵庫の設定温度など、使用方法を見直す
〈ガス〉
・お風呂に入る日数を減らす
・調理方法を見直す
水道光熱費の節約は、共通して「使用量の注意、使用方法の工夫」が節約につながるということができます。
小さな積み重ねで抑えていくことにより、長期的にみると大きな節約になるといえるでしょう。
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交際費
・会社の飲み会の付き合いなどは大切のため、一次会のみの参加にする
・宅飲みをする
・安い居酒屋や、クーポンなどをうまく利用する
・誘いを断る際には、明確な理由を伝える
会社などの付き合いで、必ずお金が出ていってしまう交際費。
断りきれなかった場合など、立場的にどうしても難しい、という場面もあるかと思います。
どんな相手にでも、断るときの明確な理由を正直に伝えることも大切かもしれません。
会社以外の付き合いに関しては、出費が少なくてもいい付き合い方ができるのが理想的ですね。
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日用品費
・クーポンを利用する
・資源は有限!使い方に気をつける
・長く使えるもの、何通りも使えるものを選び、長く使う
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娯楽費
・欲しいものは、フリマサイトなどを活用しながら、安く手に入れる
・いくらまで、などと決めた額を徹底する
・遊びなど、娯楽の頻度を減らす
変動費は、節約したいのならば少々の我慢が必要になってくる、ということがわかりましたね。
変動費の節約は、固定費ほどの効果はありませんが、積み重なると大きな節約になるといえるでしょう。
→「一人暮らし 家賃目安」について書いた新しい記事へのリンク
【生活費の見直し方法】改めて、支出を把握する!
「自分が何にお金を使っているのか」「これから使う予定があるのか」ということを改めて把握する、ということが大切です。
一人暮らしの経験が長い人ほど、自分の出費の仕方、生活のスタイルを理解できていると思います。
「生活の中でどこにお金がかかっているのか」
「無駄な出費をしていないか」
などと、一つ一つ見直していき、「もう少し抑えられる」「この出費は必要なかった」などと振り返ることも大切です。
また、家計簿をつけて、支出を見直す方も多いとのこと。
家計簿は、振り返ったり、比べたりすることによって、より出費を意識できるようになるので、しっかりと管理したいという方にはおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
それぞれの生活スタイルによって、生活費のどこを削るのか、という点は異なってくると思います。
生活費を削ろうと意識しすぎる結果、初めは頑張って徹底できていたものの、リバウンドしてしまったり、精神的なストレスになってしまうのは避けたいですよね。
無理のない節約、見直し、実践を繰り返すことで自分にあった配分が決まり、生活することができたら、それが望ましいでしょう。
何事も、その人のペースが肝心です。
できること、できないことをしっかりと分け、できることから始められたらいいですね。