これから一人暮らしを始める人、一人暮らしをすでに始めている人も、
「いくらあれば生活できるのか?」
「周りの人はどれくらいで生活しているの?」
と、疑問や不安に感じている人もいるのではないでしょうか?
人によって生活の仕方は違うため、なかなか周りの人に聞いたり、参考にしたりなどが、しにくいことでもありますよね。
今回は、そんな疑問や不安を抱えている方に向けて、一人暮らしの平均な内訳や、学生の方向けの節約方法をご紹介していきたいと思います。
一人暮らしの内訳は?
まずは、生活費の内訳について、一つひとつ取り上げていきながら、金額を決めるときのポイントなどもご紹介していきたいと思います。
【家賃】
家賃は、「固定費」といわれている毎月一定の額の出費です。一人暮らしの生活費の中で大部分を占めています。
場合によって、入居後も家賃交渉はできるといわれていますが、なかなか簡単には減らせないでしょう。
ですので、決めるポイントは部屋選びの段階でしっかりと考えておく、ということがいえるでしょう。
家賃の設定額は、手取りの給料の20〜30%を目安にすると◎
※住む地域や、生活スタイルによって異なります。
【食費】
家賃の次に、多い出費となっている方も多いのではないでしょうか。
生きていく上で大切な「食事」。
栄養、リフレッシュ面など、体にとって大切な生活の一つですが、支出の割合が多い分、見直しも必要だということがいえるでしょう。
自炊をすることにより、食費の膨らみを抑えることができます。また、飲酒や間食が多い人は、注意が必要です。
【水道・光熱・ガス】
水道・光熱・ガスの費用は、一ヶ月で約一万円が平均だといわれています。
しかし、地域や季節、利用する会社、物件により指定されたメーカーなどによる価格の変動は大きいです。
水道・光熱・ガスなどは、人の生活に大きく関わるものです。節約を意識しすぎるあまりに健康状態に影響が出てしまうことは避けたいですね。
無理なく、使用方法を工夫したり、様々な料金プランを検討していきながら、削減していけるといいでしょう。
【日用品費】
「日用品」といっても、トイレットペーパーや洗剤などの消耗品を始め、家具や家電も含まれます。
家具や家電は、あまり頻繁に買い換えるものではないため、出費自体は少なく、普段の私生活の出費としては大きなものにはならないでしょう。
消耗品に関しては、一定のペースで買い足したり、買い替えたりすることが多いため、使用方法や購入するものをよく検討できるといいですね。
※部屋の好みなどで雑貨などを揃えたい方などもいると思います。
そういう方は、この「日用品費」ではなく、「娯楽費」の支出と考えるといいでしょう。
【交通費】
登校や出勤などで発生する支出です。ルートなどは、そうそう変わるものではないので、価格の変動は滅多にないといえるでしょう。
社会人の方は、会社によって交通費の限度額が異なります。全額の会社もあれば、限度額が決まっている会社など、様々です。
しかし少額でも、交通費を出してもらえるのは、助かりますよね。
【医療費】
通院費や、処方箋などでの出費が医療費に当てはまります。
医療費は、かかる月とかからない月、月によって変動がある支出であるため、普段の健康に気をつけて過ごすことが健康にとっても、医療費の削減においても、いい結果であるといえるでしょう。
【通信費】
スマートフォンや、Wi-Fiなど、通信関係の支出です。スマートフォンは、今では私たちにとってなくてはならない、身近で便利なツールとなっていますよね。
通信費はプランによって異なりますが、毎月一定の支出である「固定費」に入ります。
自分の使用状況などをよく理解しすること、適切なプランに入り、利用することが大切です。
【娯楽費】
旅行や趣味による支出を指します。日用品の項目でもあげたインテリアも趣味の一つに分類できるでしょう。
また、女性は支出が多くなりがちな美容代も頻度によっては娯楽費に入ります。
一人暮らしをする人たちにとって、リフレッシュすることや、普段の生活の息抜きとして、必要なことであるといえます。
ただし、限度なく使うことには問題があるため、しっかりと予算を決めていき、その予算内で支出できるといいですね。
【交際費】
社会人にとっては、会社の飲み会などがあるため、なかなか削減が難しい支出となります。
仕事として、付き合いも大切であるということから、なかなか断るのも難しいでしょう。
【その他】
その他の支出には、冠婚葬祭などの緊急な出費など、不定期な支出を指します。
いざという時に対応できるよう、少額でも予算を設定できると安心ですね。
一人暮らしの生活費の平均の内訳が知りたい!
ここからは、具体的な数字で、おおよその平均の生活費の内訳を見ていきたいと思います。
※あくまでも平均です。自分の予算設定の時の参考にしてみてください。
【家賃】・・・5〜6万円
【食費】・・・2万5千円
【水道・光熱・ガス】・・・1万円
【日用品費】・・・5千円
【交通費】・・・1万円
【医療費】・・・5千円
【通信費】・・・1万円
【娯楽費】・・・2万円
【交際費】・・・1万5千円
【その他】・・・1万円
計17万円
※家賃は、住む地域や、家賃補助などにより価格が大きく変動します。
学生必見!生活費の節約方法は?
内訳ごとに、すぐに始められることを紹介します!
【食費】・・・外食を減らし、自炊をする。買い物の予算を決める。(週ごとなど)
【水道・光熱・ガス】・・・それぞれ使用方法を見直す。無駄を減らす。
【日用品費】・・・クーポンや特売、プライベートブランドを活用する。
【娯楽費】・・・遊びに行く回数を減らす、お金がかからない趣味を探す。
【交際費】・・・飲み会は一次会までにする。参加できない理由を明確に伝える。
生活費の節約には、少々の我慢も必要になってくるということですね。
できることから少しずつ始められることが、年間でみると大きい額になり、貯金に回すことができたり、もう少し増やしたい分野の支出の予算を増やすことができるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
一人暮らしの内訳や、節約方法などについて、疑問は解消されましたでしょうか?
生活スタイルは、一人一人違います。
そのため、どこにお金をかけたいのか、どこの出費が多い傾向にあるのか、それぞれが考えて予算を設定する必要があるといえるでしょう。
生活費のことや、節約のことなど、考えすぎてしまうと生活しにくくなってしまったり、ストレスに感じてしまうこともあると思います。
無理のない予算設定、できることから始める節約が、今後の生活力に繋がっていきます。
小さな一歩からまず始めていきましょう!