一人暮らしの節約で推奨されている「自炊」。
自炊といわれると、節約というイメージがありますが、健康管理や、料理を作ることが好きな人など、理由は様々ですよね。
生活費を考えるとき、家賃の次に支出が多いのが食費だといわれています。
その食費を抑えたいという人はおそらく自炊を考え、取り組もうとしていることと思います。
しかし、仕事をしている人は、なかなかやりたいと思っていても1日の疲れから外食に頼ってしまうことはありませんか?
また、仕事のご褒美や、食べたいものが食べられるという誘惑から、つい外食が多くなる方もいるでしょう。
生活の仕方は人それぞれですから、良い悪いというわけではありませんが、ある程度の平均や、周りの人はどれくらいの予算で食費をやりくりしているのかということを知りたい方も多いのではないかと思います。
そこで今回は、自炊をしない場合の食費について、どれくらいの金額になるのか、世間の平均額も取り挙げていきながら解説していきたいと思います。
自炊なしの生活、食費はズバリ!?
一人暮らしの場合の1ヶ月の平均の食費は、「約4万3800円」といわれています。
※統計局家計調査より
しかしこれは、あくまでも食費の平均であり、ここからは自炊と外食の頻度までは推測できません。
ですので、今回は例を挙げて実際に計算してみたいと思います。
(例)1日3食、それぞれ500円の生活を毎日繰り返す
500円 × 3食分 = 1500円 (1日分)
1500円 × 31日 =4万6500円 (1ヶ月)
合計「4万6500円」という結果になりました。
先ほど、一人暮らしの平均食費額のところで「4万3800円」とお伝えしましたが、計算してみるとあまり大差ないことがわかりましたね。
※1日500円という設定の中には、お菓子や飲み物、お酒などの娯楽は含んでおりません。生活スタイルによっては、計算結果の額よりも上回る可能性が出てくるでしょう。
男性と女性の食費、どれくらい違う?
男性と女性とでは、体の大きさや、食べる量、調理の仕方など様々な理由において、食費に差が出ることは十分に考えられることですが、具体的に一体どれくらいの金額の差があるのでしょうか?
今回は、勤労世帯の男女の平均額を見比べて考えていきたいと思います。
【勤労者世帯の男女の平均食費学】
〈男性〉4万8912円
〈女性〉3万8393円
※家計調査(政府統計)より
ここから、男女の食費には1万529円の差があることがわかりました。
※勤労世帯の方が、非勤労世帯よりも食費が上回る傾向にあります。
【特別編】収入に対しての理想の食費の割合は?
ここまで、それぞれの食費の平均額に基づいて比較してきましたが、人によって生活スタイルは違いますよね。
今までの食費の額よりも上回る人、下回る人、様々だと思います。
そこで、収入も仕事や年齢により異なるため、それぞれの収入の中で内訳として理想的な割合を調査しました。
食費は、「1ヶ月の収入に対して10%〜15%ほど」が理想であるといわれています。
(例)収入が20万円の場合
食費は2万円〜2万5000円を目安として予算を組むといいでしょう。
ぜひ、自分の収入の10%〜15%はいくらになるのかを計算して、生活に取り入れてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、自炊をしない生活の場合の食費はどれくらいの金額になるのか?などについて解説していきました。
食事は私たちの生活にとって大切な一部ですよね。
節約を意識しすぎると、健康に影響が出てしまったり、ストレスを感じてしまうこともありますので、できる範囲で行うことが理想だということがいえますね。
世間では、「自炊は時間の無駄になる」「外食はお金の無駄になる」といわれており、どちらを選択すればいいのかさえわからないですが、
どちらかに偏りすぎず、バランスよく生活できると支出を抑えることができるかもしれません。
使いすぎも、我慢しすぎも良くありません。ほどほどが、1番難しかもしれませんね。