新しい部屋を借りる時には火災保険へ入ることがほとんどですよね。
そういえば更新のお知らせがきていたけど、火災にあうことなんてそんなにないだろうし、その為にまたお金を払うのって無駄じゃない？
なんて思ったことはありませんか。
確かに人生で火災保険を使うことはまれですし、使うことがないほうがいいですよね。
しかし保険を更新しないで未加入のときに何かあると、保険料とは比べものにならないお金を自分で用意しなければならなくなってしまうのです。
そこで今回は、火災保険の更新をきちんとすることの大切さついてお伝えしていこうと思います。
火災保険を更新しなかったら困ること
火災保険の更新をしないとどんな問題が起きるのでしょうか。
①契約違反に注意
まず火災保険へ入ることが住んでいる部屋の入居条件になっている場合は必ず更新しなければなりません。
更新しなかったからといってすぐに退去を命じられることはないと思いますが、契約違反になるようなことは避けたいですね。
②災害が起きたとき、自分で多額のお金の用意が必要になる
火災なんてそんなに起きないと思いがちですが、火災保険は台風や盗難も保険の対象となっているものが多いんです。
台風や盗難なら思っていたより身近に感じてきませんか？
また保険の内容としては、基本となる「家財保険」に加えて「借家人賠償責任保険」「個人賠償責任保険」というものがあります。
漢字ばかりでなんて書いてあるのか、読むのがめんどうになりますね。
まずは「家財保険（かざい ほけん）」と「借家人賠償責任保険（しゃくやにん ばいしょうせきにん ほけん）」の２つだけ知っておきましょう。
それぞれの保険によって補償の内容が変わってくるのがポイントですよ。
- 家財保険
自分が持っていた家電や家具の損害を補償してくれる。
洋服や食器などの日用品もOK。
- 借家人賠償責任保険
借りている部屋の原状回復の義務にもとづいて発生する費用を補償してくれる。つまり災害により傷んだ部屋を直すためのお金を補償してくれる保険。
火災保険を更新していないため、保険に入っていない状態で災害にあってしまうと、上の２つの保険でカバーできたお金を自分で用意しなければいけません。
例えば火災で部屋にあった物がすべて燃えてしまったとすると、部屋を見渡しただけでもテーブルや冷蔵庫、靴下やコップなど全て買いそろえるにはかなりお金がかかりますよね。
また部屋をきれいに直すのにも数千円ではすまないことが想像できると思います。
ただでさえ火災が起きてショックなのに、そのうえ使ったこともないような金額を用意しないといけないなんて・・・
まさに絶望です。
ちなみに、重大な過失によるものでなければ、建物の持ち主である大家さんや、隣の部屋の人への賠償の責任をすべて自分が負わなければならないというわけではありません。
なんだ意外と責任は問われないかも！とも思えるのですが
それは隣の部屋で火災が起こり、もらい火で自分の部屋が燃えてしまっても、重大な過失がなければ補償はしてもらえないということでもあります。
こんな場合にも自分が保険にしっかり入っていることで、保険会社からお金を受け取ることができるのです。
思わぬ災難から自分を守るためにも保険の更新は必要なのですね。
入っている保険の内容を確認して、火災保険を更新しよう
私も部屋を借りたときに不動産会社からもらった保険のパンフレットを改めて見てみたのですが、住む人の世帯人数や年齢によっておすすめされる保険の内容が変わってくることを思い出しました。
またじっくり見たことがなかった保険証券を見てみると、事故の被害者になったときの弁護士さんを頼むお金や引越しにかかるお金を補償してくれる特約がついていることを初めて知りました。
このように最初は不動産会社の案内する火災保険にそのまま加入していて、内容をよくわかっていないこともあると思います。
更新はいいきっかけですので、今の生活に保険内容があっているのか、入っている保険ではどんなことが補償の対象になっているのか確認してみるといいですね。
まとめ
これまでお伝えしてきたことで、火災保険の更新をせずにいると、どんなデメリットがあるかわかってもらえたと思います。
部屋の更新時期にあわせて保険の更新もお知らせがくることがほとんどだと思いますので、このふたつはセットと考えて忘れないようにしましょう。
災害は突然起こって、日常が一瞬でなくなってしまうこともあります。そんな時の安心を買っていると思って、ぜひ更新手続きを忘れずに行ってださいね。
