日々の暮らしの支出の中で、大半を占める家賃。
できることなら安くしたいと思っている方が多いのではないでしょうか。
家賃交渉と聞くと、入居前にするものというイメージですよね。
ですがなんと
「家賃は入居した後も、家賃が下がる場合もある」のです。
皆さんはご存知でしたか?
驚いた方、家賃が下がるならもっと安くしたい!という方に向けて、
今回は、入居前、入居後の家賃交渉はどのようにして行うのか?またいくらまで下げられることができるのかを具体的に紹介していきます。
(入居前)家賃交渉の仕方
まず前提として、入居する意思が固まっている状態で家賃交渉をしましょう。
つまり、家賃交渉のタイミングは内見終了後〜申し込みの直前(審査の前段階)であるといえます。
次に気をつけたいのは値下げ交渉の時期です。
1〜3月は新生活・新学期開始前、つまり不動産業界全てが繁忙期となります。
この時期はただでさえ家賃が高騰しやすい時期ですので交渉は控えましょう。
値下げ交渉の時期のふさわしいタイミングは
5〜9月の閑散期が◎
空室が出やすく、埋まらなかった物件が明らかになる時期のため、家主さんは空室を埋めようという気持ちが働きます。
そして何より家賃交渉時に大切なのが「理由」です。
具体的に例をあげていくと
・築年数が古い
・物件内の設備が使いにくい
・長い期間入居がないこと
・空室が多いこと
など、不人気物件になりやすい特徴を理由にあげると家賃交渉が成功しやすくなる傾向にあるようです。
以上のことを理由あげ、さらに「あること」をすると、より家賃交渉が通りやすくなります。
それは、
・入居日や契約日を早めることを提案する(物件に入居する気持ちがあることを伝える)
・書類などに不備を出さない(信頼性)
これらを行うことが交渉成功するプラスの鍵となります◎
気になる金額は・・・
1000円〜5000円が相場のようです。
「それだけ?」
「もっと下げて欲しい」
と思った方もいらっしゃると思いますが、1年単位で考えてみてください。
12000円〜60000円も安くなるという計算になりますので、1ヶ月で見たらそれほど大きくないとしても、1年でみていくと、かなり安くなり出費が抑えられることになります。
何か一つ新しい家具を買うことができるほどの金額ということを考えると、かなりありがたく感じますよね。
→「一人暮らし 生活費 何から削る」について書いた新しい記事へのリンク
(入居後)家賃交渉の仕方
皆さんの多くが気になっていると思われる入居後の家賃交渉。
ます、入居後でもできるということに驚きですよね。
ですが注意点があり、交渉出来るからといって強気の不遜な態度で臨んでは家主さんとの良好な関係を作ることができません。
入居前も同様ですが、家賃交渉には、まず家主さんとの関係性が大切であるといえます。
入居時に何かトラブルになっていたり、過失があり注意されていたりすると家賃交渉は難しいと思われます。
そして、交渉時に大切な「理由」ですが、
・近くにあったスーパーがなくなった(利便性の欠如)
・お住いの物件に空室ができて低い家賃で新しく売り出している。
・築年数の増加
・周辺エリアの家賃相場の変動
・入居年数
といった具合に、
何年か住んでると入居した時と条件が変わってくる環境の変化が、貸主さんが納得できる「理由」となるようです。
また、交渉も入居前と同じく、閑散期前後がベストであり、値下げ可能金額も1000円〜5000円と入居前での交渉時とあまり変わりはないようです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
家賃交渉などの「交渉」なかなかしにくい・苦手、という方もいると思います。
今では、多くの物件があるということはその分、私たちがよく比較でき、交渉やオプションをつけてもらったりなど、自分のニーズに合わせて選ぶことができるような時代・風潮でもあるといえます。
もちろん、何も言わなければ家賃は下がりません。
自分の住みたい物件が
「ここがこうだったら、もっといいのにな・・・」
「この金額だったらすぐに入居したい」
という意思があるなら是非、勇気を出して相談してみてください。
その物件の魅力を伝え、契約したい気持ちは、貸主にとって何よりも嬉しいものです。
家賃交渉に成功した時には、お得になることはもちろんのこと、より住みやすく、嬉しい気持ちで生活できそうですよね。
皆さんの一言の勇気を、応援しています!